私たちのお客様からも「変色することはあるの？」「アレルギーの可能性はある？」「どうやってお手入れをすればいいの？」といったご質問がよく聞かれます。
そこで今回は、ジュエリーに使われるスタンダードな素材のひとつである「イエローゴールド」について解説します。
イエローゴールド・K18とは？
イエローゴールドとは
イエローゴールドとは、金素材のひとつ。実は純金とは違い、金に銀や銅を混ぜ合わせた合金です。
金をベースとした合金素材には、他にもホワイトゴールドやピンクゴールドがありますが、イエローゴールドは黄色味が強く、ゴールドの地金の色を楽しむことができる素材です。
「純金を使った方が価値が高いのでは？」と思われるかもしれませんが、実は金は、金属としてはかなり柔らかい部類に入ります。そのため、純金をジュエリーとしてしまうと、変形やゆがみが起きやすくなってしまうのです。強度を上げるために別の金属を配合し、ジュエリーとして加工しやすくしたのがイエローゴールドです。
K18ってどういう意味？K10やK14との違い
K18のKは、「カラット（KARAT）」の略で、素材の中に金がどの程度含まれているかを表しています。KARATは24分率の単位ですので、「 K18」は24分の18が金という意味です。他にもジュエリーの素材としてはK14やK10といったものが使われます。分かりやすいように、金の含有量を100分率（%）で表してみると以下のようになります。
- K24の場合：含有量は約99.9%
- K18の場合：含有量は約75%
- K14の場合：含有量は約58.5%
- K10の場合：含有量は約41.6%
K18は他にも「18K」「18金」などとも呼ばれますが、どれも呼称が違うだけで金の含有量は同じです。
ホワイトゴールドやピンクゴールドとの違い
ホワイトゴールドやピンクゴールドも、イエローゴールドと同じ合金素材です。素材を銀やパラジウムなどの白色金属にすることでホワイトゴールド、銅の割合を増やすことでピンクゴールドが作られます。
金の含有量は、イエローゴールドと同じくK18やK14で表されます。
「K18ホワイトゴールド」と言ったら、金の含有量はイエローゴールドと同じ75％で、合金素材に白色金属が多く含まれていることになります。
イエローゴールドの特徴
変色しにくい
イエローゴールドは、結婚指輪に選ばれることも多い、ジュエリーの素材の中でも最も変色しにくい素材のひとつです。とくにK18であれば、常に身に着けていても変色することはあまりなく、何世代にもわたって使い続けられるジュエリー素材です。
とはいえ、変色のリスクが全くないわけではありません。
アレルギーが比較的出にくい
金は、金属アレルギーの原因物質としては比較的頻度の低い金種です。ジュエリーやアクセサリーでアレルギーが起きてしまう方の多くは、メッキなどに含まれる金属が汗などで溶け出して反応してしまっています。K18やK14であればアレルギー反応は起きないという方がほとんどです。
もちろん、アレルギーは人によって原因物質が異なりますので、金にアレルギーを持っている方も中にはいらっしゃいます。心配な方は、一度皮膚科などでアレルギー検査を受けてみましょう。
イエローゴールドの価格は？ホワイトゴールドより高い？
イエローゴールドの市場での価格は、金の相場によって変動します。また、K24やK18など、純度の高さによって価格は変わって来ます。
一般的には、イエローゴールドは純度が高いほど価格が高くなりますので、少し価格を押さえたい場合はK18よりも、K14イエローゴールドの方が経済的です。
また、同じ純度のホワイトゴールドとイエローゴールドの場合、市場では少しホワイトゴールドの方が高いです。これは、ホワイトゴールドに含まれる合金成分のパラジウムの価格が高騰していることが主な原因です。
とはいえ、市場での価格変動が常時ジュエリーの価格に反映されるわけではありません。業界の動向やジュエリーブランドの判断により、金属の価格高騰があまりに著しい場合などは値上げを行うこともあります。
イエローゴールドの魅力
長く愛用でき、次世代に引き継ぐこともできる
純金は柔らかいので傷がつきやすいというデメリットがありますが、銀や銅と混ぜて耐久性を上げたイエローゴールドは、ジュエリーとして長く愛用することができます。
自分の代で購入したイエローゴールドのジュエリーを、そのまま次世代に引き継ぐこともできるのです。
アジア人の肌への肌なじみが良い
黄色味があるイエローゴールドは、アジア人の肌色にとても肌なじみが良い素材だと言えます。
明るい輝きを放つのでゴージャス感がありながらも、目立ちすぎることなく肌になじむため、大人の女性が身に着けるジュエリーとしてもおすすめです。
イエローゴールドのお手入れ方法・保存方法
変色しにくく日常使いに適したイエローゴールドですが、長い間愛用するためには正しいお手入れが必要です。
イエローゴールドは比較的錆びにくいので、普段はそのままお風呂に入ったり水仕事をしたりすることも可能ですが、汗をかいたり汚れたりした場合は、軟らかめの布で拭くようにして、あまり強い力で擦らないよう注意しながら汚れを落としてあげてください。
可能であればセーム革や純度の高い金用のクロスなど、イエローゴールドのジュエリーを購入する際に一緒に用意しておくことがおすすめです。
汚れが落ちにくい場合は中性洗剤を水で薄めて使い、それを拭く物につけて優しく丁寧に拭きとります。
身に着けない場合はジュエリーケースにしまっておくようにしましょう。
イエベ、ブルべにはどの地金がおすすめ？
イエベ、ブルベとは
イエベ・ブルべは、それぞれ肌の色タイプのひとつです。イエベは「イエローベース」の略で、地肌の色が黄色を含んだあたたかみのある色の肌を差し、ブルべは 「ブルーベース」の略で、青みを含んだクールな色味の肌を差します。
自分の肌色のベースが黄色か青色か判断するにはいくつか方法があります。例えば、イエベ肌の人は、手首の血管の色が緑っぽく、ブルベ肌の人は血管の色が青または紫っぽく見えると言われています。
また、イエベ肌は日焼けをすると小麦色になりますが、ブルべ肌の人は赤くなってすぐ戻ってしまうタイプの人が多いです。
ジュエリーは好きに楽しんでOKなので、正解はない
肌の色タイプで似合うメイクや
ファッションがあるように、ジュエリーにも肌色によって映えやすい地金はあります。ただし、ジュエリーは自分の好きなものを身に着けて楽しむのが大原則。基本的には好きなように楽しんでOKです。
ここでは、肌色によってどんな地金が映えやすいのか？を少しだけご紹介します。
ブルベ肌に映えやすいのはホワイトゴールド、ピンクゴールド
肌色が青味を帯びたブルべ肌には、ホワイトゴールド、ピンクゴールドが映えやすいです。
ホワイトゴールドは白く上品な輝きがあり、物静かで知的な印象があるブルべ肌の人の雰囲気にぴったりです。
ブルベ肌はイエベ肌に比べると血色が良くなさそうに見える…という悩みを持つ方も多いですが、そんな方にはピンクゴールドがおすすめ。ピンクの差し色によって血色が良く見えます。
イエベ肌に映えやすいのは、イエローゴールド
肌色が黄色っぽいイエベ肌の人は、同じく黄色味の強いイエローゴールドが良くなじみます。血色がよく活発でさわやかなイメージを演出したいならモチーフのような楽しいデザイン、シックで落ち着いた雰囲気を演出したいときは地金の多いゴージャスなデザインや、シンプルで大人っぽいデザインもおすすめです。
ブルべでもイエローゴールドを楽しみたいときの工夫
ブルべでもイエローゴールドのジュエリーを楽しみたい時には、デザイン選びを工夫してみるのもアリ。
ブルべ肌の人が黄色の強い地金を身に着けるなら、どちらかというと繊細なデザインのものにすると地肌の物静かで知的な印象に合いやすいです。
ホワイトゴールド、ピンクゴールドが一緒にバランス良く使われているデザインも、イエローゴールドの印象が薄まり肌色に映えやすくなります。
Brillarのイエローゴールド人気ジュエリー
Brillarは、天然ダイヤモンドにも劣らない輝きと耐久性を持つ人工宝石「モアサナイト」を使用した、地球環境を考えたエシカルジュエリーを専門に取り扱っている、日本で初めてのジュエリーブランド。
デザインのバリエーションがとても幅広く、約950種類もあるデザインの中から自分好みのジュエリーを見つけられます。
今回は、Brillarスタッフが人気のイエローゴールドジュエリーを少しだけご紹介します。
Brillarのイエローゴールドジュエリーは、すべてK18イエローゴールドと最高グレードのモアサナイトを使用しており、一日中着けっぱなしでも美しい輝きが持続します。
ネックレス
シンプル ラウンド ネックレス
0.3カラット ラウンド 覆輪 ネックレス
リング
0.3カラット ラウンド ソリティア リング
ラウンド 計2.0カラット フルエタニティ リング
ピアス
計0.2カラット チェーン ピアス
計0.6カラット ラウンド フック ピアス
ブレスレット
ステーション ブレスレット
イエローゴールドは肌身離さず着用することができる定番のジュエリー素材。
自分のお気に入りのイエローゴールドジュエリーを見つけて、日常を華やかに彩りましょう。