各シェイプの特徴 – Brillar   
  

各シェイプの特徴

各シェイプの特徴

モアサナイトにも、ダイヤモンドと同じく様々なシェイプがあります。 美しい宝石の輝きを最大限に引き出すため、また、様々な形状を楽しむため、古来より研究が重ねられており、現在でもカッティングやシェイプの種類は増え続けています。 その中でも、当店で主に扱っている10種のシェイプをご紹介します。

※下の画像をクリックすると説明にジャンプします

ハートシェイプ
マーキースカット
ペアシェイプ
ラディアントカット
アッシャーカット




ラウンド・ブリリアントカット
Round Brilliant Cut

ラウンド・ブリリアント

ラウンドブリリアントカットは、最も人気のあるスタンダードなカットです。宝石内部の輝きを最大に引き出すために、何世紀にもわたって職人たちが改良を積み重ねてきた、まさに至高のカットといえます。
ラウンド・ブリリアントカットの原型と言われているのは、17世紀中頃にヴェネツィアで考案されたマザラン・カットです。幾度となく改良が重ねられた末、1919年に、宝石職人であり数学者でもあるマルセル・トルコフスキーが、反射・屈折率といった特性を考慮して最も美しく輝く型を理論的に見いだし、各ファセット(カットした表面)の形状や角度を算出しました。
クラウン(上部)に33面とパビリオン(下部)に25面の、全体で58面のファセットが施されているのが現在の定番です。
また、ダイヤモンドは 原石の形が様々なので、カットには技術が非常に問われ、そのグレードは職人の技術によってPoor~Excellentとまちまちです。しかし、モアサナイトの場合はExcellentを比較的容易に作ることができるため、カットの品質も非常に高く安定しているのです。 飽きの来ないシンプルな形は、婚約指輪はもちろん、ファッションリングやネックレス、イヤリングなど、様々なジュエリーに適しています。



プリンセスカット
Princess Cut

プリンセスカット

プリンセスカットは、1960年代に考案されたと言われる、比較的新しいカットですが、そのモダンなルックスと気品あふれる輝きから、近年人気のカットとなっています。
キラキラとした細かいカットが気高く凛とした輝きを放ち、そのシャープな美しさから、男性用のリングにも人気のシェイプです。シンチレーション(石を動かしたときのキラキラとした輝き)が高く、テーブル(上面のファセット)が最も大きいのも、プリンセスカットの特徴です。
四隅がとがっており欠けやすいという特性もあるため、デザインや取り扱いには注意が必要です。 また、ダイヤモンドの場合、カラーグレードの低いものだと色が四隅に出てしまいますが、モアサナイトの場合は品質が高く均一であるため、大きなカラットで最高グレードのプリンセスカットを手軽に楽しむことができます。
縦横比(縦の長さ÷横の長さ)1.0の正方形のほか、1.5~2.0の長方形のものも作られます。



エメラルドカット
Emerald Cut

エメラルドカット

その名の通り、エメラルドの美しさを引き立てるために考案されたカットです。ブリリアントカットとは違い、外周から長方形のファセットが段状に入っているため、透明感のある神秘的な輝きを放ち、開放的な広いテーブルは、まるで鏡のように光を反射します。
平らな面が広く、色味やインクルージョンが目立つという特徴もあるため、宝石のグレードの高さが要求されるカットです。カラーグレード・クラリティ共に最高品質のモアサナイトなら、吸い込まれるような魅力的な輝きを楽しむことができます。
カラット数に対し、比較的サイズを大きく見せることができるのも、エメラルドカットの特徴です。伝統的な縦横比は1.3~1.6で、最もポピュラーなものは1.5となっています。



オーバルカット
Oval Cut

オーバルカット

オーバルカットは、実はなんと12世紀の初頭からその存在が確認されている、歴史あるカットです。 卵のような優美な楕円は、優しく上品な雰囲気を醸し出します。
世界でも有名な大きなダイヤモンドのうちの一つ、105.6カラットのKoh-I-Noor(コヒノール)も、オーバルカットが施されたものです。エリザベス女王の王冠にも使用されており、クラシックなデザインが好きな方にもおすすめです。
現在のオーバルカットは、ラウンドブリリアントカットを長くしたものなので、輝きが強く、また細長いので指を長く見せる効果があります。 また、角がないため、ファンシーカットの中では最も割れにくい形と言えるでしょう。 一般的な縦横比は1.3~1.5ですが、細長い形か、横にぷっくりとした形かで印象が変わる形でもあります。



クッションカット
Cushion Cut

クッションカット

クッションカットは、その名の通り枕のようなふんわりとした四角形で、ピローカットとも呼ばれています。四角形のシャープな印象と女性的な柔らかさを併せ持ったファンシーカットです。
16世紀半ばに考案されたとされ、長い歴史を持つカットでもあり、実は20世紀初頭までは最もポピュラーなカットでした。ラウンドと同じブリリアントカットで、角も丸いので、キラキラとした輝きを楽しみつつ、ラウンド以外の形も試してみたいという方におすすめです。
また、ファセット(カット面)が大きく、宝石の透明度を際立たせるため、カラーグレードの高いモアサナイトの特性とも相性のいいカットです。 縦横比(縦の長さ÷横の長さ)1.0の正方形のほか、1.15~1.25の少し縦長のものもあります。



ハートシェイプ
Heart Shape

ハートシェイプ

ハートは、愛とロマンスの象徴ともいえる形です。ハートシェイプダイヤモンドのユニークな外観は、細かい装飾無しでも強い存在感でコーディネートの主役となってくれます。
ブリリアントカットでもあるのでファセットが59面と多く、キラキラとした輝きと愛らしいハートの形を同時に楽しめます。 角の部分に色が出やすく、カットに非常に高い技術を要する形でもあるので、透明度とカットのグレードの高いモアサナイトなら、どんなシーンでも目を引く価値の高いアイテムとなるでしょう。
理想的な縦横比は1.0と言われていますが、比率が1.1以上と高くなればよりスラっとした印象に、逆に0.9程と小さくなればぷっくりとした印象になります。



マーキスカット
Marquise Cut

マーキースカット

マーキスカットは、1745年にフランスのルイ15世より「侯爵」の称号を贈られた、ポンパドール夫人に敬意を表して、この名前が付いたといわれています。 細長く、両端の尖った形が、ポンパドール夫人の笑った唇の形に似ていたそうです。 そんなロマンチックなエピソードに相応しい、上品でシャープな形は、クラシックなデザインからモダンなデザインまで、様々なジュエリーに適しています。
また、マーキスカットは、カラット数に対する表面積が最も大きく、実際のカラット数よりも大きく見えるという特徴があります。 プリンセスカットと同じく、端が欠けやすいという特徴もあるため、靭性(じんせい)に優れたモアサナイトの特性を生かすことのできるカットとも言えます。
縦横比は、1.85~2.1と、好みによりアレンジが可能ではあるものの、様々なカットの中で最も細長い形となっています。指を長く見せる効果が高いため、指輪にもおすすめです。



ペアシェイプ
Pear Shape

ペアシェイプ

ペアシェイプは、ティアドロップカットとも呼ばれ、ラウンドカットとマーキスカットの合わさった形ですが、その原型はなんと13世紀までさかのぼります。
1475年に、フランドルの職人が、ダイヤモンド用の研磨ホイールを発明し、それまでに出来なかったカットが可能になったことから考案されました。16世紀にはブリリアントスタイルでカットされるようになり、キラキラとした輝きを楽しむことができるようになりました。
一方の端は尖っており、もう一方は丸くなっているので、シャープさと、女性らしい美しくエレガントな丸みのある曲線の両方を併せ持っています。縦長かつV字の角があるため、指を細長く見せる効果もあります。
クラシックな縦横比は1.45~1.75ですが、細長い形か、横にぷっくりとした形かで印象が変わるため、お好みにより様々なアレンジを楽しめる形でもあります。



ラディアント
Radiant Cut

ラディアントカット

1977年にヘンリー・グロス・バードによって開発されたラディアントカットは、ブリリアントカットの美しい輝きとエメラルドカットのような優雅さを同時に楽しめるカットです。
エメラルドカットと同じく、角がカットされているため強度も高く、婚約指輪としての人気も高いシェイプです。



アッシャーカット
Asscher Cut

アッシャーカット

1902年にジョセフ・アッシャーが開発した、シンメトリーが美しいカットです。エメラルドカットと同じく、広いカット面を持っているため、モアサナイトの透明さが一層引き立ち、ころんとしたフォルムが愛らしい印象も与えてくれます。
同じ正方形のようでも、プリンセスカットのような尖った角がなく、四隅をカットした八角形の形をしている為、端が欠けやすくなってしまう心配も少なく、日常使いしやすいカットでもあります。




モアサナイトのルースサイズチャート

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6カラット以上のルースサイズチャート

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